化粧品などで目にする「医薬部外品」という表記。
あなたはこの医薬部外品についてどれだけ知っていますか?
なんだが普通の化粧品より良さそうと思っていませんか?
この記事にオススメな人
- 医薬部外品について知りたい
- 医薬部外品のメリット、デメリットは?
結論から言うと、医薬部外品にもデメリットはあります。
医薬部外品のデメリットは「何がデメリットか分からない」という点です!
コチラに関しては記事で詳しく解説します♪
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目次
医薬部外品とは?
医薬部外品は厚生労働省が認可した有効成分が一定の濃度で配合されている商品です。
もう少し詳しく説明すると、肌をケアするスキンケア商品は、主に3つに分類され、
- 化粧品
- 医薬部外品
- 医薬品
薬事法という法律によって上記のどれかに分類されます。

主な違いは2つあり、「パッケージに記載できることが増えたり、制限がかかったり」です。
後は、「厚生労働省に認可されてるか?」です。
そのため医薬部外品だから肌に良い」とか「化粧品だから肌に悪い」という訳では全くありません。
なので、
消費者であるアナタにはあまり関係がない!
とまで思っていいでしょう。
ちなみに補足ですが、医薬部外品は日本独特のカテゴリーです!
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医薬部外品のデメリットは?
先ほどの説明で医薬部外品などについて、まだ少し理解できないという方もいるでしょう。
ここでは、もう少し掘り下げます♪
ただ理解を深めるために少し遠回りをします!
医薬品とは?
まず医薬品についてです。
医薬品は病気の治療を目的としたもので、厚生労働省に配合されている有効成分の効果を認められた薬です。
基本的には医師から処方されるのですが、市販で購入できるモノもあります。
化粧品とは?
続いて化粧品です。
化粧品は「肌を健やかに保つ」という目的で作られていて、効果などの効き目をパッケージに表示することはできません。
例えば、「ニキビが治る」「シワが消える」などの記載は、薬事法によって禁止されてます。
また化粧品は配合されている成分を全て表示しなくてはなりません!
医薬部外品は配合されている成分が見れない!
そして医薬部外品についてです。
先ほど、
「医薬部外品は厚生労働省が認可した有効成分が一定の濃度で配合されている商品です。」
と言いました!
厚生労働省が認可した有効成分が配合されているから効果があるのでは?と思ってしまうかもしれませんが、
医薬部外品は化粧品と比べて成分の表示を全て記載する必要はありません。
そのため見られたくない成分が配合されている場合は、いくらでも隠せることが可能という訳です。
とはいっても厚生労働省にデータを提出しているので、肌にとっても悪い成分を配合しているとまでは思っていませんが、
成分によっては混ぜるとお互いの効果を打ち消してしまう成分があり、どんなに肌に良い成分が配合されていたとしても、効果がなくては何の意味もありません。
また、これを言ってしまうと本末転倒なんですが、厚生労働省に認可されていても安全とは限りません。
ここで分かりやすい例を出すと、アメリカではマーガリンが禁止されていて違法の扱いになってます。
でも日本では禁止されてはいませんよね?
マーガリンを食べ過ぎると心筋梗塞や脳卒中などのリスクが上がると言われているため世界的に規制する動きが見られますが、日本は未だにマーガリンが規制されてないです。
なぜマーガリンを食べ過ぎるとそれらのリスクが高まるのかは、トランス脂肪酸やコレステロールの話しをしなくてはいけないので、詳しく知りたい方は各自で調べてください。
話しを戻しますが、日本の厚生労働省が認可してるからといって確実に肌や体に安全な成分とは限りません。
厚生労働省の中の人が判断をして決定をしているため、「そもそも中の人に詳しい知識がある人がいなければ何の意味もない」ということです。
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まとめ
医薬部外品は厚生労働省が認可した有効成分が一定の濃度で配合されている商品。
パッケージに「ニキビやシミを防ぐ」という表記ができる。
医薬部外品は、化粧品と違って成分を全て表示する必要がない。
厚生労働省が認可しているので、肌に悪い成分を入れていることはないだろうが、あまり知られたくない都合の悪い成分が入っている場合は隠せる。
今回は形成外科の落合博子さんの書籍「美容常識の9割はウソ」から抜粋してます!
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パッと見だと難しそうに思えますが、スラスラ読めます!
という読みやすくて面白いで、仕事の合間や電車の通勤時間などに読むとハマって早く続きが読みたくなります。